片山雅史 Masahito Katayama
東京に生れ京都で育つ。1984年京都市立芸術大学卒業、同大学院修了後1988年アジアンカルチュラルカウンシル(旧Rockefeller 3rd Found)の招聘により渡米、在ニューヨーク。以後90年中頃までシカゴと京都を拠点に活動。1995年文化庁派遣芸術家在外研修員として渡英、ロンドン大学ゴールドスミス校に在籍。帰国後1999年~2021年 九州大学芸術工学研究院准教授。活動初期は「風のなる日のために」と題された黒い筆致による抽象絵画を展開。その後1990年中頃より金地にシルエットの植物が描かれたHANAシリーズ、1990年代後半より視覚と記憶との関係に関心を持って制作された「皮膜」シリーズ、2010年より螺旋など主とした墨線の集積による絵画作品を発表。原美術館、福岡市美術館をはじめイタリア、アメリカ、中国、韓国など海外でも展覧会を開催。
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小池一子展 片山雅史考
3月21日までアーツ千代田3331...Exhibitions
片山雅史展
2024年05月22日~ 2024年05月28日ジェイアール名古屋タカシマヤ 11階 美術画廊
Biography
1955年 | 東京に生まれ京都で育つ |
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1984年 | 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了 |
1988年 | アジアンカルチュラルカウンシルの招聘により渡米、ニューヨークに滞在 |
1995年 | 文化庁派遣芸術家在外研修員として渡英、ロンドン大学ゴールドスミス校に在籍 |
1999-2021年 | 九州大学大学院芸術工学研究院准教授 |
活動初期1980年代は、「風のなる日のために」「風の系譜」と題された黒い筆致によるモノクロームの抽象絵画を展開。その後、1990年中頃より金地にシルエットの植物が描かれた「HANA」シリーズを、1990年代後半より向日葵の花芯などのイメージと半透明の厚い膜層によってなる「皮膜」シリーズを発表。2010年より螺旋など主とした無数の墨線の集積による絵画シリーズ「螺旋/風景」「風景/網膜」「天涯」等を発表している。 「見ることとはなにか」という根源的な問いに端を発し、視覚と視覚以外の知覚との関係や、視覚と記憶の関係に焦点を当て自然界の造形リズムを引用しつつ制作している。 | |
【展覧会他(抜粋】 | |
1986年 | 第7回ハラアニュアル(原美術館・東京) |
1987年 | アートナウ‘87(兵庫県立近代美術館・神戸) ’88、’90 |
1988年 | 「ニュージャパニーズスタイルペインティング」(山口県立美術館・山口) |
1989年 | 個展「風のなる日のために」(佐賀町エキジビット・スペース・東京) |
1993年 | 「90年代の日本-13人のアーティストの提言」(ローマ民俗博物館、デュッセルドルフ市立美術館に巡回) 「明日の美術4-1993年の視点」旧サン・マッテーオ病院(スポレート・イタリア) |
1994年 | 現代美術の展望 VOCA展'94-新しい平面の作家たち」(上野の森美術館・東京)‘95 「日本 現代美術の断面」(ヒュンダイアートギャラリー・ソウル) |
1996年 | 「日本の現代美術50人展」(ナビオ美術館・大阪) |
2003年 | 「両洋の眼」(松坂屋美術館・名古屋、三越美術館・東京他に巡回)‘ 05 |
2004年 | 個展「第5回21世紀の作家-福岡 片山雅史展 皮膜2004-知覚の森へ」(福岡市美術館・福岡) |
2005年 | 「色の博物誌・黄-地の力&空の光」(目黒区立美術館・東京) CITY NET ASIA2005、(ソウル市美術館・ソウル) |
2007年 | 第10回DOMANI・明日展(損保ジャパン日本興亜美術館・東京) 第3回成都ビエンナーレ展(成都現代美術館・成都・中国) |
2013年 | 「IMAコレクション」(インディアナポリス美術館・インディアナポリス・アメリカ) |
2016年 | 「夢見る植物園」(福岡市美術館・福岡) |
2018年 | 個展「螺旋/蜜色の森」(ギャラリーサンカイビ・東京、銀座三越・東京) 「墨SUMI-かたち・いろ」(福岡岩田屋三越・福岡) |
2019年 | 個展「皮膜|天上の花」(ギャラリーサンカイビ・東京、銀座三越・東京) |
2020年 | きぼうのかたち-原美術館コレクション(ハラミュージアムアーク・群馬) |
2022年 | 個展「片山雅史 作品展 —いのちのかたち—」(新宿伊勢丹・東京) |
2023年 | 「現代アート/創造と挑戦 片山雅史」(新宿伊勢丹・東京) |
Collections | |
原美術館ARC(群馬)、国立国際美術館(大阪)、福岡市美術館(福岡)、大阪府、町田市立国際版画美術館(東京)和歌山県立近代美術館(和歌山)、ワコールアートセンター(東京)、インディアナポリス美術館(アメリカ)、成都現代美術館(中国)、トレド美術館(メキシコ)、デイルメンデレ市立美術館(トルコ)、ホノルル美術館(アメリカ)、ウォーカーヒルアートセンター(韓国)ドイチェバンク フランクフルト支店(ドイツ)パレスホテル東京(東京)、フェアモントホテルジャカルタ(インドネシア)、ルメリディアン瀋陽(中国)、リッツカールトン西安(中国)、泰康の家(中国)ほか |