ベルナール・ガントナー展
開催期間:2008年11月06日~ 2008年11月19日開催場所:ギャラリーサンカイビ
ベルナール・ガントナー美術館は、フランス東部、ベルフォール地方の15ヘクタールにも及ぶ広大な森の湖畔に佇んでいます。ここに収蔵されているのは、約半世紀にも及ぶガントナーの画業において非常に重要な作品群です。
ガントナーは、人里離れた田舎で、順応主義に影響されることなく、敬愛の念を抱く自然の姿を絵画に映し出すのです。油彩、水彩、デッサンとその技法は、四季の移り変わりの中で、表情豊かに、好奇心と深い愛情のこもった眼差しで描かれています。
朝霧が優しく湖面を撫でる池、孤独に押し包まれ雪に眠る村、うち捨てられた果樹園、絡み合う枝に覆いつくされた森、木蔭を逃れ、光との戯れに興じる急流、厚い雲に覆われた山々が、遠くうねるように空の中へと砕け散っていく地平線、川の流れ、名もない湖、そしてときには海、村の通り。。。。。。
本展では、この貴重なガントナー美術館収蔵作品の一部を特別展示致しております。ギャラリー サンカイビでは、設立当初からガントナー氏の作品をご紹介して参りましたが、美術館設立15周年にあたる今年、美術館からのご好意でガントナー作品の秀作の数々を展示できますことは大変光栄なことでございます。ベルナール・ガントナー氏、ガントナー美術館館長のピエール・ガントナー氏をはじめ、皆様のご協力に感謝申し上げます。