平田宏 絵画展 ―原始との対話―
開催期間:2010年10月14日~
2010年10月22日
開催場所:ギャラリーサンカイビ
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長年、平田宏は動画と音声を媒体とするメディアの世界に生きてきたが、年とともに「動かない映像」「聴こえない音声」に懐かしさを覚えるようになった。
故郷の山形県鶴岡市の風土、若き日に駐在したブラジルはリオ・デ・ジャネイロの極彩色…これらのイメージは平田の記憶の奥底でじっと待っている。
平田の絵画制作は、現象の奥にある本質的な原始の姿を探る旅である。
「見える」と「見えない」、「動く」と「動かない」、「聴こえる」と「聴こえない」…これらの微妙な対立・融合の世界をお楽しみいただければ幸いです。
本展では最新作を含む作品約15点を一堂に展示致します。この機会に是非ご高覧くださいますようご案内申し上げます。 |
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略歴
1937年、鶴岡市に生まれ、中学時代から故斉藤求先生(独立美術協会)、また大学時代から故黒田頼綱先生(光風会)の指導を受ける。
NHKアメリカ総局南米担当特派員としてリオ・デ・ジャネイロに駐在。
2004年から武蔵野美術学園に入園、太田国廣主任教授(新制作協会)の指導で、2010年、造形芸術科絵画コース研究課程修了。
この間、アカデミア・グラン・ショミエール(パリ)に短期留学。
春陽展(2009年、2010年)、松涛美術館公募展に入選。
現在、白甕社会員。 |