色彩の魔術師 ―吉岡耕二作品展―
開催期間:2011年07月20日~ 2011年07月26日開催場所:名古屋栄三越6階リビングステーション
画家、吉岡耕二は1943年大阪府に生まれ、パリ国立美術学校へ留学。フランスでは日本人初・最年少でサロン・ドートンヌ正会員となりました。パリの人々に愛され、在仏生活は14年に及びました。その間も、そして帰国後も、吉岡の旅は終わることなく続いています。
吉岡にとって、旅することと描くことは同義語と言って良いでしょう。地中海やカリブ海、北アフリカ、アメリカ、中国…それぞれに人の生活が営まれる都市を巡り、そこに弾けるような色彩を見出しては画布に描き留めてきました。吉岡が操る眩いばかりの色彩と、大胆な構成、そして薫り高い異国の情緒は、日本をはじめとして、各国でファンを魅了してやみません。
現代美術界のトップをゆくアーティストとなった現在も、色彩を求めて旅は続いています。その眼は今、どんな色を見つめているのか――華麗な吉岡耕二の作品世界をご紹介いたします。
出品内容 | |
新作も含め、オリジナル作品・版画作品合わせて約40点を一堂に展示いたします。 本展のために、新作ジクレー版画を2点制作中です。 また、お薦めの「現代人気作家コレクション展」も同時開催。 約70点の作品を出品いたします。 |
吉岡耕二 略歴 | |
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1943 | 大阪に生れる。 |
1962 | 大阪市立工芸高等学校美術科卒業。 |
1967 | パリ国立美術学校に留学。 |
1968 | サロン・ソシエテナナショナル・デ・ボザール(於パリ近代美術館)出品。サロン・アーティスト・デ・フランセーズ(於グランパレ)受賞。美術誌「アート」に紹介される。 |
1970 | サロン・ドートンヌ初出品(翌年共2年連続)。会員候補に推挙される。 |
1971 | サロン・テール・ラテンに招待される。 |
1972 | パピエ画廊(銀座)にて個展。 |
1973 | パリにおける各展の他、アンデパンダン展に出展。 |
1975 | サロン・ドートンヌ正会員となる(日本人最年少31歳)。 |
1981 | 14年間の在仏生活を終え帰国。 |
1981~2000 | 東京・大阪を中心に毎年各地で展覧会を開催。ギャラリーミキモト(銀座)、Bunkamuraギャラリー(渋谷)、阪急百貨店(梅田)、西武百貨店(渋谷)、ABCギャラリー(大阪)など。(一部のみ抜粋) |
2001 | 大丸百貨店(大阪、神戸)、 Bunkamuraギャラリー(渋谷)にて個展。 |
2002 | ギャラリー春志音(神戸)、みなとみらいギャラリー(横浜)にて個展。 |
2003 | ギャラリーパリ、(横浜)、 Bunkamuraギャラリー(渋谷)にて個展。 |
2006 | Bunkamuraギャラリー(渋谷)、みなとみらいギャラリー(横浜)、J-Gallery(香港ペニンシュラホテル)、高島屋(横浜)にて個展。 |
2007 | アートフェアー上海、春天画廊(上海)にて個展。 |
2008 | 高島屋(大阪本店)、 Bunkamuraギャラリー(渋谷)、フォーシーズンズホテルアートギャラリー(フォーシーズンズホテル椿山荘 東京内)にて個展。 |
2009 | 丸善丸の内本店(東京)、アトリエグランテラス芦屋(兵庫)、Bunkamuraギャラリー(渋谷)にて個展。 |
2010 | ギャラリー サンカイビにて個展。 |