色彩都市 ― 吉岡耕二の眼
開催期間:2010年06月24日~ 2010年07月14日開催場所:ギャラリーサンカイビ
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。このたび私共ギャラリー サンカイビにおきまして、旅先の各地の風景を独自のスタイルで描いて国際的に活躍する吉岡耕二の絵画展『-色彩都市- 吉岡耕二の眼』 を開催いたします。会期は6月24日(木)より7月14日(水)まで、初日にはオープニング・レセプションを開催いたしますので、ご案内を申上げます。
吉岡耕二は1943年大阪府生まれ。パリ国立美術学校への留学をきっかけに渡ったパリでは、卒業した後に日本人初最年少でサロン・ドートンヌ正会員となりました。パリの人々に愛され、在仏生活は14年に及んだものの、その間も、そして帰国後も、吉岡の旅は終わることなく続いています。
吉岡にとって、旅することと描くことは同義語と言って良いでしょう。地中海やカリブ海、北アフリカ、アメリカ、中国…それぞれに人の生活が営まれる都市を巡り、そこに弾けるような色彩を見出しては画布に描き留めてきました。吉岡が操る眩いばかりの色彩と、大胆な構成、そして薫り高い異国の情緒は、各国でファンを魅了してやみません。
現代美術界のトップをゆくアーティストとなった現在も、色彩を求めて旅は続いています。その眼は今、どんな色を見つめているのか――。本展では、新作も含め約15点を一堂に展示いたします。是非この機会にご高覧くださいますようご案内申し上げます。
敬具