螺旋/蜜色の森 片山雅史 作品展
開催期間:2018年03月08日~ 2018年03月28日開催場所:ギャラリーサンカイビ
「螺旋/向日葵」顔料・アクリル・画布 45×45cm 2018年
地球上で三六億年もの歳月にわたり進化し続けてきた私たち生命体は、遥か銀河の巨視的世界から貝殻などの極小世界まで、ある一定の宇宙の法則に従って生命の営みを続けてきました。片山雅史の作品は、自然が内包する生命の律動を幾層にも重なる鉱物顔料を使い表現しています。
「あたり一面に広がる花畑の中にいる。目の前の眩いばかりの圧倒的な黄色の花の世界に心を奪われる。それぞれの花の輪郭は曖昧になり、色の魂が網膜にやきつく。その記憶が残像を伴い目蓋の中で心の内と外を行き来する。」
「螺旋・蜜色の森」をテーマに、片山の作品は視覚はもとより私たちに内在するあらゆる感覚に働きかけ、玉虫色の眩しいばかりのオーラを放っています。
【 略歴 Biography 】
1955年 | 東京に生まれ京都で育つ |
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1984年 | 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了 |
1988年 | A.C.C.(旧Rockefller 3rd Found)の招聘により渡米、ニューヨークに滞在 |
1995年 | 文化庁派遣芸術家在外研修員として渡英、ロンドン大学ゴールドスミス校に在籍 |
1999年 | 九州芸術工科大学(現九州大学)准教授に着任、現在に至る。 |
【 展覧会他(抜粋) 】
1986年 | 第7回ハラアニュアル(原美術館・東京) |
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1987 | アートナウ’87(兵庫県立近代美術館・神戸)’88、’90 |
1988年 | 「ニュージャパニーズスタイルペインティング」(山□県立美術館・山口) |
1989年 | 個展「風のなる日のために」(佐賀町エキジビット・スペース・東京) |
1993年 | 「90年代の日本-13人のアーティストの提言」(ローマ民俗博物館、デュッセルドルフ市立美術館に巡回) 「明日の美術4-1993年の視点」旧サン・マッテーオ病院(スポレート・イタリア) |
1994年 | 現代美術の展望 VOCA展’94-新しい平面の作家たち」(上野の森美術館・東京)’95 「日本現代美術の断面」(ヒュンダイアートギャラリー・ソウル) |
1996年 | 「日本の現代美術50人展」(ナビオ美術館・大阪) |
2003年 | 「両洋の眼」(松坂屋美術館・名古屋、三越美術館・東京他に巡回)’05 |
2004年 | 個展「第5回21世紀の作家-福岡片山雅史展 皮膜2004-知覚の森へ」(福岡市美術館・福岡) |
2005年 | 「色の博物誌・黄-地の力&空の光」(目黒区立美術館・東京) CITY NET ASIA 2005、(ソウル市美術館・ソウル) |
2007年 | 第10回DOMANI・明日展(損保ジャパン日本興亜美術館・東京) 第3回成都ビエンナーレ展(成都現代美術館・成都・中国) |
2013年 | 「IMAコレクション」(インディアナポリス美術館・インディアナポリス・アメリカ) |
2016年 | 「夢見る植物園」(福岡市美術館・福岡) |
【主なコレクション】
原美術館(東京)、大阪府立現代美術センター(大阪)、ワコールアートセンター(東京)、ドイツ銀行フランクフルト支店(フランクフルト)、トレド美術館(オアハカ・メキシコ)、インディアナポリス美術館(インディアナポリス・アメリカ)、ホノルル美術館(ハワイ・アメリカ)、デルメンデレ市立美術館(デルメンデ・トルコ)、町田市立国際版画美術館(東京)、福岡市美術館(福岡)成都現代美術館(成都・中国)、和歌山県立近代美術館(和歌山)、パレスホテル(東京)、フェアモントジャカルタ(ジャカルタ・インドネシア)他