荒井恵子展 心跡-こころあと
開催期間:2022年05月18日~ 2022年05月24日開催場所:伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー
百種類の墨を使い、日々刻々と過ぎゆく時間と一瞬に潜む墨のかたちを描く荒井恵子。三代目岩野平三郎製作所や重要無形文化財の保持者(人間国宝)である岩野市兵衛氏が漉く越前和紙を使い、にじみやぼかしといった伝統的な技法と革新的でダイナミックな造形美は人々の心を魅了してやみません。今展覧会では、水墨に彩色された新作「心跡-こころあと」シリーズを発表します。
日々紡いでいくこころの糸。出会った人やモノ、自然や場所、そして自分自身と対峙することで、その存在が記憶に深く刻み込まれ、豊かな時間が生まれます。その時間は人生に深く関わり、優しい彩を添えてくれます。「人と人との間を埋め尽くしている心の跡、絆や縁と呼ばれる力を捉えたい。心が歩んだ道のりが生きてきた証だとしたら、私はそのようなこころあとの上を進んでいるのだと思う。これからも心跡を大切に紡いでいきたい。」と荒井恵子は語る。激動する時代において、変わらぬ真理を希求する荒井恵子の新作をどうぞご高覧ください。