篠田桃紅展 ― TRANSITION ―
開催期間:2007年09月20日~ 2007年10月03日開催場所:ギャラリーサンカイビ
このたび私どもアートスペース・サンカイビでは、「篠田桃紅―TRANSITION―」展を開催いたします。
篠田桃紅は、世界的な高い評価を受けた、日本を代表する抽象画家です。古典的な書からスタートし、既存の書の形式に捉われない独自の芸術を確立しました。鋭い感性が生み出す迷いのない筆跡、奥ゆかしく佇む文字。独創的で自由でありながら、永遠性や普遍性を兼ね備えた作品は、世界中の主要な美術館に収蔵されています。また、美智子皇后やルクセンブルグ大公妃、ロックフェラー財団ら、世界中のコレクターを魅了してやみません。
今回は、近作を含めた桃紅のオリジナル作品約15点を総合的に展示いたします。
篠田桃紅(しのだ・とうこう)
1913年大連生まれ。1956年に渡米、世界各地で個展を開催。増上寺の壁画やコンラッドホテルなど公共空間に関わる大作も数多い。主要コレクションにNY近代美術館、グッゲンハイム美術館、大英博物館、東京国立近代美術館、原美術館、岐阜県美術館、皇居、京都迎賓館など。2003年には桃紅作品を常設する関市篠田桃紅美術空間が開館。『Newsweek』2005年10/26号の特集「世界が尊敬する日本人100」に選出された。