ジャン・ジャンセン挿画本展 開催中
ごあいさつ
ノアの方舟が漂着した伝説の山、アララトの国・アルメニア。その地が生んだ巨匠、ジャン・ジャンセンの挿画本を一堂に会したオマージュ展を開催いたします。ボードレールの「パリの憂鬱」やロルカの「血の婚礼」などの古典からインスピレーションを受けて、孤独や引き裂かれた愛、荒れ狂い閉ざされた魂をジャンセン氏が版画に描き起こした版画集です。時代ごとに変貌を遂げてきたものと一貫して不変的なもの、美酷、悲喜交々とした感情を超越したデッサン力でみごとに描き上げます。
今展の開催に際して、弊廊創業時から時にはギャラリーのカメラマンとして、時にはギャラリーのブレーンとして、多岐に亘り貢献下さった故・植田仁様に心から感謝申し上げます。ジャンセンをこよなく愛し、収集した作品の数々をどうぞご高覧ください。
ジャン・ジャンセン挿画本展
2021年12月14日〜20日まで
ギャラリーサンカイビ