臨時休廊のお知らせ(4月18日まで)
春爛漫、爽やかな季節を迎えておりますが、皆様、ご清祥の事とお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、4/12(水)〜4/17(月)より新宿伊勢丹 6階 催事場に於きまして、篠田桃紅展ー生誕110年記念【併催:現代アート|創造と挑戦 片山雅史・荒井恵子】を開催致します。
※4/10(月)ー4/18(火)までギャラリーサンカイビは臨時休廊となります。
今回は、伊勢丹新宿店 催物場で開催する大規模な展覧会となり、お話を頂いた当初、準備に十分な時間がなかったこと、そして篠田桃紅氏亡き後、氏の生誕を祝い、ご高覧頂けるだけの大規模な見応えのある展覧会を作り上げられる事ができるのか非常に悩み、一旦はこのオファーを返上させて頂きました。しかし伊勢丹と開催した篠田桃紅展の数々の歴史を考えると、この篠田桃紅生誕110年の節目にここ、伊勢丹新宿店を選択することは自然な流れであり、ここはお受けしようと決めて、この半年間準備に勤しんで参りました。
この度の展覧会は、伊勢丹新宿店、美術スタッフ皆々様の熱意とご協力の賜物とスタッフの皆様には心より御礼申し上げます。またこの度、同時開催展として、墨を使ったアートを創造する二人の素晴らしい現代作家、片山雅史氏、荒井恵子氏にコラボ頂き、篠田桃紅とは違った大作を中心とした異空間が完成いたしました。両作家には心より感謝申し上げます。
1970年代の百貨店は、アートの伝道師として、エッジの効いた最先端のアートを紹介していました。しかしいつの日かビジネスを中心とした体制が多くを占めて、それは日本の社会全体に蔓延しました。無駄が切り捨てられ、アートもビジネスの延長になければ容赦なく切り捨てられていきました。
今展覧会では、「伊勢丹では無料でこんな凄い展覧会をやっているんだ!」と思って頂けるものを作りたいとおもいました。一人でも多くの皆様にご高覧賜りたく、たまには企画者の呟きと共にご案内申し上げます。
ご一読頂き有難うございます。