アジア女子大学(AUW)について
アカデミー賞受賞作「スラムドッグ$ミリアネア」の原作者であり、在大阪インド総領事のヴィスカ・スワラップ氏の講演がインド大使館にて、アジア女子大学(Asian University for Women/ AUW)日本支援グループの主宰のもと開催されました。
スワラップ氏は、原作の「ぼくと1ルピーの神様」をものの数ヶ月間で前任地の南アフリカ共和国で書き上げたそうです。それも処女作が世界16カ国語に翻訳され、映画にもなってしまった訳ですから、ご本人が一番驚いているそうです。
まだお読みになっていない方は是非ご購読下さい。と云ってもこんなに売れるとはご本人も予期せず、著作料の契約をしていなかったので、残念ながら印税は入らないそうですが。
さて、アジア女子大学(AUW)はバングラデシュのチッタゴン地域を拠点に、アジアの農村部や貧困地域の優秀な女性たちに無料で教育を提供する大学です。そして、世界レベルの教育を通して、地域社会が必要とするような、思慮深く道徳的で優秀な女性のリーダーを育てることを使命としています。
AUWの財源は主にゴールドマン・サックス財団の280万米ドルの寄付をはじめ、オープンソサイエティ協会、USAID、パッカード基金、シティグループ財団、シェベロン財団、ナイキ財団、モルガンスタンレーグループなど、アメリカの財団や政府機関です。
今回の入場料もAUWの学生を支援するための基金として使われるそうです。私共、ギャラリーサンカイビは、微力ながら今会場でのサイレントオークションに絵画を7点程寄付しました。
このような形でチャンスをつかんだアジアの女性たちが、近い将来、国の垣根を超えて世界に羽ばたき、より良い社会的指導者となり、世界に真の豊かさや平和が訪れることを願います。
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