シンガポールでおもう
英国ビクトリア様式の門を潜ると大門の奥に本堂が見えてきました。係りの方に作法をお尋ねしたところ、日本の3倍の長さはあるお線香を3本取り、点火し、少し振り翳すようにしてお祈りをして気持ちをお賽銭箱に入れるそうです。お寺の回廊の奥では、中国語や英語で書かれた仏教関係の本が設置され「ご自由にお持ち下さい。」と書いてあります。なかには聖書のような分厚い経典も置かれ、このお寺の懐の深さにおもわず感動してしまいました。中国語は読めないので(…といっても元々日本のお経はそのまま日本語に訳さず中国語を音読みしたものですが。)取り敢えず英語で書かれた経典を一冊頂きました。 百年以上も前にシンガポールで亡くなった曽祖父は、もしかしたら祖国日本を想いこの寺院を参拝していたかもしれない、そんなことをおもい彼の地を後にしました。 ]]>