テンポラリースペース中森
札幌市内にある中森氏が主宰するテンポラリースペース中森に吉増剛造氏と若手アーティストの展覧会を観に伺いました。 ギャラリーに年末会期の確認のため電話をしたのですが、あまりに愛想のない対応に少し不安とドキドキを同居させ、どんな主人が経営しているのか個人的な興味もありました。何しろ年末は31日まで営業、年始休廊日は正月の三が日だけ、一般的なギャラリーでは異例のこと。かなり変わり者の主人に違いない、とおもいきや当たらずとも遠からず、アートに人一倍情熱を燃やし、アートと人を繋ぐために全身全霊をギャラリーに捧げてこられた仙人のような方でした。 コンテンポラリーのCONは共に、テンポラリーは「限りある時間」を共有することだという中森さんの意図した通り、便利な立地ではありませんが、人が行き交い、気がつくと奥の事務所スペースが満席になっていました。初めて会った私にも吉増氏についてさまざまな角度からレクチャーをして下さり、来る人来る人紹介して下さり、初対面とはおもえないほど心が通い、帰り際に「今度一緒に仕事をしよう!」と優しく送りだしてくれました。札幌の零下の雪の中、今年一番の心温まる一期一会でした。 鈴木余位氏の映像を背景に山田航氏が詩を朗読する。 吉増剛造展「怪物君 歌垣」 1月10日(日)で終了 鈴木余位(映像)・村上仁美(花)・山田航(歌) フライヤー制作 中嶋幸治 酒井博史 会場構成 河田雅文 テンポラリースペース中森 札幌市北区北16条西5丁目1-8 Tel:011-737-5503 http://kakiten.exblog.jp/ ]]>