初雪 初体験
中年を過ぎて検査なんかすると何がし引っかかると言いますし、口の悪い友人の医師に言わせると、50歳を過ぎるといつ死んでもおかしくないそうです。(因みに江戸時代の平均寿命は45歳、明治時代は43歳、昭和10年で48歳となっています。)お金を払って痛いおもいをして、何もなければ万々歳。何か見つかれば「良かったですね。早期発見ですよ。」と言われる。遅かれ早かれ一度は死ぬわけですから検査なんか必要ない、といえば必要ないような気もしますが、「あの時検診で見つかったから寿命が伸びた。」なんて言って、実際人の寿命は決まっているような気もするのですが…とブツブツ言いながら、ランチやフリードリンクを振舞われ、天使のような看護師さんにサービスされて、リゾート気分で浴衣のような服を着て、暖房の効いた部屋で寛ぎ、言われた通りあっちを向いてこっちを向いて…MRIのリズムは何処から来るのか、これは楽器として利用価値があるのか、この間聴いた現代音楽のようだなぁ…採血する看護師さんの技術に感心して、毎日検便ばかりチェックしている技師は辛くないのだろうか、などなど勝手なことを考えながら時間を無駄(某大家曰く無駄は大切だそうです)に過ごした一日でした。 ]]>