映画「僕たちは世界を変えることができない。」
外国人記者クラブで映画「僕たちは世界を変えることができない。」の試写会がありました。
映画のあらすじは、毎日を目的なく過ごしていた大学生が、ふと目にしたのはボランティア募金のパンフレット。そこには、「あなたの150万円の寄付で、カンボジアに教室が5つもある学校が建ちます!」とのキャッチコピーが。思わずノリでサークルを作り、募金活動を始めるのですが、その活動の中で恋や友情、社会の問題に直面していく、というものです。
主人公を演じた今をときめく俳優、向井理さんがインタビューのため会場入りすると、その場の空気が一瞬オーラに包まれたような感じでした。外国人記者のインタビューにも英語でユーモアを交えて堂々と自分の言葉で受け答えしていました。
さて、映画に本題を戻すと、コメディーとして捕えるのであれば納得がいくのですが、外国人がこの映画を観たとき、日本の若者の幼さをどのように感じるのか大変気になりました。日本が今までとても豊かで、ある意味豊か過ぎるのが悩みのような環境によって、日本人全体が幼くなってしまったという事実を見せられたような感じです。
カンボジアに学校を建てるという尊いボランティア精神を題材にしているのですが、結果カンボジア人に家族愛や人類愛を教えてもらうという結末のようにおもえてなりません。
映画は9月23日に一般公開されます。カンボジアの闇と光の部分もとてもよく映し出されているので、是非ご観賞下さい。
追伸:インタビュー席の背後にあるのは、幕で隠れていましたが、まぎれもなく篠田桃紅の作品ではありませんか。
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