百人一首より 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ 文屋康秀 山から秋風が吹くと、たちまち秋の草木がしおれはじめる。なるほど、だから山風のことを「嵐(荒らし)」と言うのか。 文屋康秀(ふんやのやすひで) 9世紀頃の平安初期の歌人で、六歌仙の一人として有名でした。三河掾になって三河国(現在の愛知県東部)に下るときに小野小町を任地へ誘った話が有名です。