篠田桃紅展@福山天満屋
水墨による表現の新たなる可能性を切り拓き、世界を舞台に活躍する106歳の美術家篠田桃紅氏の個展を開催いたします。1913年旧満州・大連生まれ。1956年に渡米し当時ジャクソン・ポロックやマーク・ロスコなどの抽象表現主義が台頭する中、篠田氏は墨象という独自のジャンルを築き、欧米のアートシーンを牽引してきました。平成最後となる今展覧会を大正・昭和・平成へと駆け抜けた孤高の美術家、篠田桃紅の作品とともに回想し、新しい時代の幕開けの一歩となるべく、オリジナル作品および版画作品を約30点展観いたします。是非ご高覧賜りますようご案内申し上げます。
【略歴】1913年旧満州・大連に生まれ、今年3月に106歳を迎えます。幼少より書に親しみ下野雪堂に師事。その後、既成の書の形にとらわれない墨による新たな形を描き出し、1956年単身渡米。国際的に高い評価を受け、時代を代表する美術家となる。国内外で開かれた展覧会は数えきれない。「Newsweek」誌2005年10/26号の特集で「世界が尊敬する日本人100」に桃紅の名前が福沢諭吉、紫式部と共に選出される。
【主要コレクション】メトロポリタン美術館・ボストン美術館・グッゲンハイム美術館・大英博物館・東京国立近代美術館・岐阜県美術館・関市立篠田桃紅美術空間(岐阜県)・コンラッド東京・ザ・キャピトルホテル東急(東京)・電通本社(東京)・京都迎賓館・増上寺など
篠田桃紅作品展–106歳を生きる 文字とかたち
会期:4月24日(水)→29日(月・祝)
会場:福山天満屋 6階美術画廊
企画協力 : ギャラリーサンカイビ