篠田氏 ゾンタクラブで講演
篠田氏の所属する東京Ⅰゾンタクラブは1961年に初めて日本に設立され、篠田氏は設立当初からのチャーター会員です。現在は日本に49クラブがあり、約1000名の会員が活動しています。 ゾンタクラブは女性のエグゼクティブ会員で結成されており(会社を経営している、または医師や弁護士のような専門職を有している女性でそれぞれ1クラブあたり一業種一人)女性の地位向上と育成のために基金を設立し、リハビリテーション関連のセラピスト育成やそれぞれの分野で将来指導者となりうる女性に研究費助成や奨学金の支援を行っています。 「ゾンタ」とは、アメリカ先住の言葉で、「正直で信頼できる」という意味だそうです。1919年ニューヨーク州バッファローにて、マリアン・ド・フォレスト女史達により設立されました。 1928年シカゴに本部が設置されて以来、『誠実と奉仕』をモットーに現在は68ヵ国で、約1214のクラブが活動しているそうです。 100歳を越えた篠田氏の一語一句は大変重く胸に刺さります。制作する過程で、疲れ果てて無意識になった時にハッとするいいものが出来ることがあると言います。いいものを作ろうなどと意識せず、無意識の領域に入った瞬間に神様が降りてくる。それは常に心を磨き、この歳になっても疲れ果てるほどに鍛錬している桃紅氏にだからこそ降りたつ芸術の神様なのでしょうね。 久しぶりにゾンタの皆様と旧交をあたため、「独りで制作をしてきた私のような人間にとって、独りよがりにならず社会性が保たれたのは、ゾンタの皆様のおかげです。」と謝辞で締めくくりました。 ]]>