荒井恵子展@こども美術館
墨と和紙を使い制作を続ける現代美術家、荒井恵子氏の企画展が、船橋市の「ふなばしアンデルセン公園 子ども美術館」で開催されている。越前和紙に描いた白と黒の作品をグラデーションで回廊のように展示した作品、宙吊りにしてふわふわと気持ち良さそうに浮遊する作品など、空間を生かしたインスタレーション作品として披露している。子供たちは作品を触ってみたくなる衝動に駆られる。
人が歩く度に微かに和紙も踊る。子供たちは楽しそうに空間を走り抜ける。「あっちは怖いから嫌!」と漆黒の黒の空間に歩むことを躊躇し、お父さんにしがみつく幼児や「なんか気持ち悪い!」と可笑しそうに大声で笑うべビーカーの女の子。荒井氏が居ても子供たちはお構いなしにそれぞれの気持ちを素直に表現する。思わず吹き出しそうになった。子供たちは純粋に作品から何かを間違いなく感じとっている。
企画展は9月25日まで
子ども美術館の入館は無料だが、公園の入園料が必要。問い合わせはTEL047(457)6661
東京新聞記事
https://www.tokyo-np.co.jp/article/197518
荒井恵子ブログ