藤田嗣治、没後50年を記念してパリで回顧展
本展では藤田が描く日本画や実際使っていた日本画の絵具など、日本画に根ざした絵画をいかに発展させていったのか、残されている映像などを上手く駆使して、等身大の日本人画家、藤田嗣治というひとりの人間が非常によく描写されていた。
藤田の最晩年を過ごしたアトリエなども紹介されていて、若い頃過ごした巴里での華やいだ雰囲気はなく、どちらかというと寂しい晩年だったのではないかと想像する。
マイヨール美術館はディナ・ヴィエルニ氏の個人の邸宅であり、不思議とこのような場所に展示してあると有機的な画家の側面が一般の美術館とは違い映し出される。
Foujita, peindre dans les années folles
藤田嗣治展
会期:2018年3月7日〜7月15日
会場:Musée Maillol
住所:61 rue de Grenelle 75007 Paris
電話番号:+33 1 42 22 59 58
開館時間:10:30〜18:30(金曜日は20:30まで)※入館は閉館の30分前まで]]>